大阪大学 物理工学科目

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物理工学とは

物理工学科目の理念

物理学を駆使する

 夢のような道具。これを作るにはどうしたらよいでしょうか?そのカギは物理学の追究にあります。例えばスマートフォンのような現代技術の数々は物理学の知識と技術に支えられています。神の仕業ともいうべきこの世界で起こる自然現象を根本から理解し、人間の扱える技術へと応用する。この物理工学科目では物理学を駆使することで究極のものづくりを実現してきました。

ものづくりを究める

ウルトラクリーン実験施設  人類の夢を実現する数々の道具を作るためには高い「精密さ」が求められています。ただ切る、削る、磨くといった伝統な技術ではその要求にこたえることができません。このコースでは物理学の追究によって従来のものづくりの限界を乗り越える「精密さ」を達成してきました。原子スケールで材料を加工し、新しい道具を作る。この究極のものづくり技術を創出するのが「物理工学」のミッションです。

 様々な分野が私たちの技術を必要としています。IT、スマホ、宇宙、バイオ、エネルギ、環境、医療。科学の最先端から皆さんの手のひらの中まで、現在の生活に欠かせないものから未来を切り拓く研究まで、現代技術の進化は超微細なものづくりによって支えられているのです。そしてあらゆるテクノロジーの開発に欠かせないのが生産技術というものづくりの源流です。

 → 詳しくはPDFパンフレットをご覧ください!

物理工学科目の特色

独自のカリキュラム

 物理工学科目では物理学と機械工学の習得を両立させた独自のカリキュラムを用意しています。物理学では電磁気学、量子力学、熱力学といった科目を通じて自然現象の本質を学びます。また並行して材料力学、図形科学、機器設計学といった科目を通じて実際のものづくりに欠かせない機械工学の知識も修得できます。

 さらに工場見学やインターンシップといった経験を正規科目内に用意することで、大学で学ぶ知識と技術が日本を代表する産業界でどのように活躍するのか肌で学ぶ機会も用意しています。大学内での実験やゼミナールといった実践的な科目だけにはとどまらないのは、産業界との結びつきの強い物理工学科目の大きな特色です。

 → 詳しくは「カリキュラム」へ

一丸となった研究体制

 究極のものづくりを実現するためには次の3つの要素が欠かせません。
  ・全ての基となる材料を深く理解する
  ・原子レベルの加工を行う
  ・独自の技術で計測する
目に見えない原子の世界を正確なシミュレーションによって予測する。深い物理的考察に基づいたアイディアで原子レベルの加工を実現する。出来上がったものを独自の計測技術によって観察する。物理工学科目に所属する8つの研究室はそれぞれが独自のアイディアでこれら3つの要素に分けられる研究を行っています。そして互い知識と技術を活かしあうことで物理工学科目は究極のものづくりを実現してきました。

専用の大型クリーンルーム

ウルトラクリーン実験施設  原子レベルにおける究極のものづくりの天敵は大気中のゴミ(ほこり)です。物理工学科目では世界最高性能(クラス1)を誇る専用のウルトラクリーンルームをキャンパス内に2施設保有しています。このような大型・高性能の施設によってここでしかできない最先端の研究を進めています。

 → 詳しい説明は「研究設備」へ

プロモーションビデオ

 物理工学科目の“ものづくり”に対する熱い想いをまとめたプロモーションビデオです。是非ご覧ください!

 物理学系専攻の紹介動画も併せてご覧下さい!

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