大阪大学 物理工学科目

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製薬会社を目指した私が
大学院博士後期課程2017年修了
礒橋藍 (2019/03/20)

大学受験のころの思い

 当時は製薬会社に行くことを夢見て勉強していました。出願の時に応用自然科学科からだったら行けるかもしれないと知り、この学科へ入学しました。初めは応用化学コースへ進むつもりでしたね。。。 しかし1回生の時に各コースの先生がそのコースの紹介をするような講義で物理工学科目のことを知り、こちらへ進学することになりました。

物理工学コースって実は何でもできる!

 物理工学科目のイメージは入る前後で全然違いました!当初はコースにこだわりもあって、確かに制限とかもあると思います。でも実際に研究を始めると化学に結構近いことができてとても面白かったです!物工って言っても実は研究の幅が広くて好きなことができるところなのに、昔はコースの名前から受けるイメージに固定概念というものを勝手に持っていたんだなぁと後になって思いました。

ドクターに進学したらいい良いことだらけ

 ドクター(博士後期課程)に進学しようと思った理由は単純に物工での研究が面白かったのでもっとやってみたいな、ということですかね。私は液中の触媒を用いて表面を平らに加工する研究を行っていました。
 実際に進学してみたら基本的には良いことしかなかったなぁと思います! すごーく細かい話で、生涯年収減るんじゃないとか、そういう細かいこと気にするとちょっと損したかもっていう人もいるかもしれないですけど、やっぱり自分が面白いと思った研究を自由に突き詰めていくと先生たちがいい成果につなげていってくださるじゃないですか?そういう経験ってその時ぐらいしかできないのかなぁと思うと、すごくいいことだと思います。

さすが、究極のものづくり・・・!

 企業に勤めて物理工学科目での研究を思い返すと、すごく深く掘り下げて研究してたなぁと思います。ナノスケールで観察したり、それを応用したり、どんなに大きくてもミクロンってレベルで物事を考えていくじゃないですか?それってすごくすごく掘り下げた世界だなぁと卒業してから改めて思いました。

大学時代は自由でした

 大学時代の研究は自分の好きなようにどこまでやってもいいみたいなところがいいところでもあり、まぁ悪いところでもあり(笑) 企業に入ると誰かが責任を持ってくれてる状況なので良い環境だと思うんですけど、それゆえに生まれる制限とかもあって、そういう部分もいろいろ考えないといけないんだなぁと思います。大学時代に自己責任で研究していた経験が今すごく力になっていると感じます。

 今思うと大学の時は自由な時間がいっぱいあって何でもできたんだなぁと思います。社会人になったら、まぁ高校生と今を考えたら同じような感じかもしれないけど、大学生が特別自由だったなぁと思います。

上手く利用して楽しんで下さい♪

 大学で面白いって思うことを見つけられればとても楽しいと思います。それが勉強に限った話じゃなくてもいいかもしれないんですけれど、私は大学や先生をできる限り利用することをお勧めします!勉強できることが貴重というか、社会に出るとそんなに時間取れないというか。大学に入ったらまず遊びたいと思うんですけど、せっかく阪大まできて結構すごい先生もいっぱいもいて何でも教えてもらえるんだから、環境とか先生とかを“利用”して自分が楽しいと思えることを見つけてもらえたらなぁと思います♪

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