大阪大学 物理工学科目

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物理学の面白さを学べて、世界と戦える場所!
大学院博士後期課程2回生
広瀬真 (2019/03/11)

最初は応化に行きたかった!?

サンプルイメージ   応用自然科学科の良いところは1回生の間に進路について考える時間があることだと思います。僕は高校生のときは物理よりも化学の方が好きで、大学でも化学を勉強したいと漠然と思って応用自然科学科を受験したので、入学するまで物工のことは知りませんでした(笑)。でも授業を受ける中で私の物理と化学のイメージが変わってきて、物理工学科目の先生方と交流するうちに、‘究極のモノづくり’というキーワードに惹かれて物工への進学を決意しました。

物工での勉強は役に立つ!

サンプルイメージ  物理工学科目は物理系なので、基本的な物理学の勉強は一通りしますが、それに加えて製図やプログラミングの授業も多いです。3回生の時にはインターンシップもあり、企業へ行って身に付けてきたスキルを活かす機会も用意されています。このように座学だけではなくて、実際に手を動かしながら学んでことを確認できるポイントが所々に設けられています。私はこのような工夫があったからこそ高いモチベーションを保ちながら授業に望めました。その結果大変有難いことに、応用自然科学科の首席卒業生として楠本賞を受賞できました。

「飛び級制度」は物工の魅力の一つ

 3回生に進学した時点で成績が良い学生は、本人が希望すれば、他の学生よりも一年早く研究室に配属されます。最大で8人早期配属されて、僕の代は6人いました。研究を頑張りたいと思う学生にとってはうってつけの、物工ならではの制度ではないでしょうか。もし途中で他の研究をしたいと思えば、4回生に進学するときに違う研究室を選ぶこともできますし、実際にそういう人も多いです。実は私もその一人です(笑)。物理工学科目の研究内容は本当に多彩で、この研究をやりたい!と心から思える研究室がきっと見つかるはずです。

今はX線顕微鏡を開発しています

サンプルイメージ  4回生になって研究室に正式配属されてからはX線を使った顕微鏡を開発しています。研究室にはコアタイムもなく時間には融通が利く生活を送っています。僕の研究チームでは年に何度もSPring-8という世界最高性能のX線を生み出すことができる大型施設へ行き、1週間ぐらい実験に没頭します。初めてSPring-8に行ったときは、窓がないことに驚きました(笑)。

自分にしか見れないものを観察して、世界と戦う!

 研究は面白いですね。X線は目には見えない光ですが、それを使わないと見えない世界もある。なにかサンプルを測定して、この方法じゃないと分からない発見があった時にやっぱり面白いなぁと思います。研究環境は本当に恵まれていて、研究生活の中で不自由に感じたことは一度もありません。海外で研究成果を発表する機会も年に数回あり、世界を相手に戦えている実感があります。

ドクターへ行って一旗揚げてやる

サンプルイメージ  ドクターコース(博士課程)への進学を決めたのはM1(修士課程1回生)の冬ぐらいですね。就職しようと思っていたけど研究がとても面白くて、一旗揚げたいと思ってドクターへ、それが決め手となりました。博士後期課程に進学する際にあまり周りの目は気にならず、不安もなかったです。実際に進学してみて、研究を充実して続けられたのが良かったと思っています。

研究者ではあり続けたい

 伸ばしに伸ばしてきた進路選択のときがついに迫ってきました(笑)。働く場所は決まってないですが、基礎研究も続けられる環境で研究者として働きたいと思っています。今までやってきたことだけにこだわるつもりはあまりないんですが、「X線」をキーワードに新しいことに挑戦したいと思っています!

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