大阪大学 物理工学科目

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山内和人教授が最終講義を行いました
2024年3月18日

 山内和人教授が2023年度をもって退官されるのを機に最終講義をされました。タイトルは「精密工学はホンマに面白い!」。場所は大阪大学銀杏会館3階の阪急電鉄・三和銀行ホールです。
 山内先生は1958年のお生まれ、大阪大学工学部精密工学科に入学され、1980年に精密工学科の第5講座(現在の山内研究室)に入られました。精密な機械加工の研究に着手される一方で固体電子論・量子力学からnmスケールでの計測法も開拓されつつ、世界唯一の高精度な放射光用X線ミラーの実用化や半導体基板の大規模原子スケール研磨技術の開発に取り組んでこられました。これらの業績は非常に高く評価され、 令和5年紫綬褒章など数々の賞を受賞してこられました。(山内先生のHP

 最終講義は月曜日の15時からにもかかわらずおそらく200名近くの方々が来られ、会場はほぼ満席でした。山内先生のご研究の影響力の高さ、数々の優秀な学生を指導してこられたご功績、そして何より、研究もそれ以外も全力で取り組まれる熱いお人柄を物語っていますね。

 開始20分前でもうだいぶ埋まっていました。

 佐野先生のご紹介から始まり、講演は大盛況!最初のご研究から様々な苦労や熱い想いと確たるご実績をとても分かりやすく、そしてとても面白くお話してくださいました。講演中の写真撮影などはOKでも、講演内容はその場に集まった人にだけ聞くことが許されたかけがえのない内容でした!





 最後に花束とプレゼントの贈呈。

 最終講義終了後、引き続き2階のレストランミネルバで懇親会へ。こちらも100人以上の参加者となり、割と広いレストランでの立食パーティですがほぼ満員です。やはりお食事の場における山内先生とのご歓談は欠かせません!参加人数も非常に多く、時間も限られているため、乾杯をしたのちはそれぞれの方々が各々お祝いのひと時を楽しんでおられました。

 山内先生、今まで長きにわたり、まさにそのご人生をかけて阪大精密工学コースを支え育て率いてくださり本当にありがとうございました。今日の最終講義はもちろん、それまでにも山内先生から頂いたお言葉は無数の科学者・研修者に引き継がれております。また日本のみならず世界の科学技術・産業の発展へのご貢献は今後より一層高く評価されることと存じ上げます。そのような山内先生と同じ専攻で様々な時を共に過ごせたことは本当に光栄な限りです。
 長年にわたりご尽力いただき、非常に多くの業績をおさめられましたことに心より感謝申し上げます。今後もまだまだ止まらぬご活躍と長きにわたるご健康を心よりお祈り申し上げます。今まで本当にありがとうございました。

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